ダービーも内前一辺倒ではなくなった。オークスは距離延長の度合が大きいのでより顕著だが、ダービーも基本は差せる馬、瞬発力＋持続力。人気どころは普通に有力という評価でいいが、世代レベル（低調混戦）を忘れぬようにしたい。ソールオリエンスは底知れぬが、まだわからんし、他はレベルは高くない。1人気を見ても、皐月賞はファントムシーフ、弥生賞はトップナイフ、ホープフルSはミッキーカプチーノ。朝日杯も東スポ杯も極端に低い。混戦で、かなり荒れてもいい。スキルヴィングが売れるのもわかるが、青葉賞も京都新聞杯もメンバーは微妙だ。タフな馬場で前傾だった皐月賞から、キレイな良馬場、広いコース、スローに近い平均。これで変わる馬が穴だろう。持続力という意味で、トニービン、欧州。ハーツクライ、ルーラーシップ、延長対応。23秒で走れるスピードとスタミナがあるかどうか（今年は1秒くらい下げそうだが）。何が来ても驚かないダービー。これが前提です。

例年ならダービーは力の差が見えていて、テーマを決めて何頭かに絞れるのだが、今年は2歳時からずっとメンバーが揃わなかった。評価に値するレースは皐月賞と共同通信杯だけ（指数ではなくメンバー）で、⑤ソールオリエンス、⑫タスティエーラ、⑭ファントムシーフ。信用できるのは3頭だけだろう。ここに割り込む②スキルヴィングはルメールと内枠で魅力十分も、2人気はやりすぎ。青葉賞のレベルが課題で、指数予想としては過剰人気という評価になる。中位人気になる⑪ハーツコンチェルト、⑱サトノグランツも前哨戦のレベルに疑問があり、穴は皐月賞組。特殊なレースだけに、条件が好転する馬は多い。