過去20年、穴馬（複勝下限3.0倍）は19頭が馬券になっているが、複回56円と荒れにくい。枠は4枠より外のほうがよく〔4 5 5 159〕、3枠以内では〔0 0 5 91〕。なのだが、土曜の競馬を見ると完全に内枠有利。脚質は中団～差しが9頭だが、特筆なし。関東：関西＝6：13だがそんなに差はない。最重要ステップの阪神ＪＦは、内有利の馬場をリバティアイランドが突き抜けた。トライアルに上位馬が出走せず、1勝クラスのつわぶき賞組がフィーチャーされる世代。例年ならチューリップ賞組優勢だが、阪神ＪＦの1－5着馬が不在という異常事態だ。メンバーがそこそこ揃ったのはクイーンＣ、指数が出たのはエルフィンＳ。下馬評通り1強でいいのでは。

人気は③リバティアイランド一本被り。上に書いたとおり相手がおらず、実績（指数）からはやむなし。2人気の②ライトクオンタムはかなり怪しい（詳細は全頭診断参照）。次点の⑤ハーパー、④ドゥアイズは内枠でもあり有力だが、ドゥーラあたりと人気ほどの差は？　2頭の比較は④＞⑤と見る。続く⑭ペリファーニア、⑨コナコーストのチューリップ賞組も同様で、シングザットソングに比べると売れすぎている。穴候補は外ばかりだが、粗削りでも奥がある⑫シングザットソング（フィリーズレビューから条件好転）、巻き返す⑰ラヴェル（本命馬に土、状態回復）、⑬ドゥーラ（能力上位、2戦続けて酷い競馬）の3頭。