稀に見る大混戦。2018年、エポカドーロの年（ワグネリアン世代）以来かな。馬場が重めで先行馬が多いという構成も似ていて、速めのペースで前3頭が飛ばし、その直後が有利になった。今年も先行馬が多く、大逃げ宣言の⑬グラニットは間違いなくオーバーペースになる。以下、⑯タッチウッド、⑨ホウオウビスケッツが強気に行って、④ショウナンバシット、③グリューネグリーン、⑧トップナイフ、⑤フリームファクシ、⑭タスティエーラあたりが好位グループ。土曜日の馬場は外差し。逃げ馬は残っているのでまったくダメではないが、4角から外に出す形が理想だろう。弥生賞、きさらぎ賞、朝日杯、東スポ杯のメンバーは薄く、ギリギリ揃っていたのはホープフルＳ（スローで台無し）、共同通信杯（これも超スロー）。評価できるレースがほとんどないが、重馬場で流れたスプリングＳ（⑨⑮⑰）の内容は良し（メンバーは微妙）。

人気は粉々と思いきや、馬連10倍台はすべて⑦ファントムシーフから。ルメール、共同通信杯完勝で安定感もあるが、ハイペースの中山2000ｍは適性外に見える。⑮ベラジオオペラは未完成の状態で再輸送、状態の上積みが問題。①ソールオリエンスも操縦性が未熟で1枠に課題。⑤フリームファクシは指数がないが、流れる競馬でレーンは魅力。⑭タスティエーラは適性高く、ローテ厳しいが上積みもありそう。⑯タッチウッドはゲートを出て流れに乗れれば能力高く上積みあり。以下、⑧トップナイフ、⑫ダノンタッチダウン、⑨ホウオウビスケッツ、⑪シャザーンまでが中位人気。