近20年、人気薄（複下限3.0以上）で馬券になったのは22頭（3-8-11で勝ち馬は3頭だけ）。逃げ2、先行6、差し12、追込2で、率を見ると先行～差し。前走で上位の上がりを使って差してきた馬がよく、先行して粘るタイプは苦戦傾向。前走桜花賞組が9頭、フローラSが7頭で、率はほぼ互角。やや1－2枠、やや栗東。行くのは⑥ゴールデンハインドか⑧レミージュ。例年、逃げ馬不在でもほぼ全馬距離延長で厳しめになることが多く、極端な内前バイアスでなければ差しが届く。結局、今年の牝馬クラシックはリバティアイランド1強のまま進んできた。フローラSは指数低め（中では⑱イングランドアイズ＝ロス大きい差し馬を評価）、忘れな草賞馬不在、一昨年のハギノピリナのように2000ｍを超えるレースを使ってきた馬も不在。桜花賞組の出し入れ（距離延長と上積み）で考えました。

断然人気の⑤リバティアイランドは、距離延長自体には不安なし。脚質と内枠、中内田厩舎の2走目あたりが影響しても、桜花賞より競馬はしやすい。アーモンドアイのような強さではなく、ハープスターに近いので取りこぼしはある。以下、⑫ハーパーはルメさん過剰人気で状態面の上積みがどうか。⑨コナコーストは調整に少し疑問があり、レーンが前で勝とうとすると落とし穴があるかも。以下は大混戦。SP：⑤⑭⑰⑨⑯⑬、MP：⑬⑤⑭①⑯⑱⑰で阪神JF－桜花賞組が優勢。展開：⑥⑨は有利に見える（結局前は苦しくなる年が多いが）、距離延長：①⑥⑩⑪⑫⑬⑯⑰（とくに、⑬⑯⑰の3頭）、状態：みんな良さそう。上昇が顕著なのは、トライアルを使っていない⑰、桜花賞をパスした⑦かな。前走今イチの⑱も上がっています。