京都新聞杯は団栗面子だったが、きっちり勝ちきって（88）。ダービーは後方からでは出番がなく、春の力としても妥当なところ。スピードや切れは物足りないが、期待は夏を越しての成長力。クラシックマイスターの友道先生が予定通り運び、馬体も良く見えて推しやすい。ファントムシーフ、ハーツコンチェルトくらいなら逆転できるのでは。前哨戦の川田ならスローを見越しての先行策、切れないが長く長く脚を使って粘り込むイメージ。近親にSea of Class（愛オークス勝ち、凱旋門賞2着）、母はイタリアオークス馬で三姉妹が安平・千歳に集結。サトノダイヤモンドもそろそろ1頭くらいG1で好戦しないとヤバいんで、期待します。

ダービーは低レベルだが、自分で動いて外を回り、一番厳しい競馬をしていた。差してきた青葉賞（97）は今回に繋がるレース内容で、直線の長い東京と中京で❶❸❷❸着、中山と阪神内回りで⑦④着。勝ち味に遅いが、このコースなら権利は獲れるのでは。栗東滞在で状態はに問題なし、あとはスローを動かして外を回る分だけ、届くかどうか。消極的に行くなら軸指名でもいいかなーという感じです。◎を打たなかったのは厩舎力、友道先生との差。騎手（川田＞松山）も含めて1番人気だと陣営不安は残る。

京都新聞杯は仕掛け遅れで、勝ったサトノグランツとは互角以上の評価。まだ本気を出していない。若駒Sはスローの最後方から大外、ほとんど勝っていたワンダイレクト（弥生賞3着）を差し切った。将来性という意味ではこれだが、緩い晩成型で成長途上。陣営は状態にネガティブなコメントを出していて、超高速馬場も不安。それでも最終追いで上昇気配はあり、新馬で乗った武史が西へ行く。ピンパーの▲が妥当かなと。マイネルウィルトスの半弟で、祖母はマイネルラヴのスプリンター。距離はこのあたりが上限かな？

前走は（77）だが、2勝クラスでは上位安定のエイカイマッケンロに完勝。新緑賞は平凡、指数はホウオウビスケッツに敗れたフリージア賞が（95）と高い。前が残る流れを、1頭だけ凄い脚で追い込んでいる。半兄はタワーオブロンドンだが、ハーツクライに替わって従兄にディーマジェスティ。Doff the Derbyの名牝系（ジェネラス、Imagine）で、菊花賞に出したい馬だ。ルメール→川田→北村宏司はもちろん減点も、久々の重賞勝ちから騎乗機会2連勝。騎手で甘くなるオッズ込みで穴推奨。