①去勢明け初戦は全体に不振で、馬券で手を出すのは3戦目から。但し、後述するが厩舎（堀さんなど技術の高いところ）によっては初戦から全開もある。厩舎レベル（以下②）と併せて見ていきたい。

②次に、厩舎レベルによる差異。前提として、厩舎レベルを便宜上3段階に分けています。①レベルH：近3年の複勝率30％以上　②レベルM：20％以上30％未満　③レベルL：20％未満（勝利数ではなく率）。

表内のHとLを見ると瞭然で、Lレベルだと2戦目までが悲惨。徐々に上げていき、4－5戦目の回収率が100％を超えてくるのが凄い。雑に言うと、厩舎の能力に関係なく馬の去勢効果は徐々にアップ、本来の力を出せるようになる。

馬券的な狙いをまとめると、H厩舎の3－4戦目、L厩舎の4－5戦目。

厩舎別、去勢ｎ数順。以前は藤沢和雄厩舎がトップ（数）だったが、いまは堀厩舎が目立つ。なんと初戦から複勝率32.4％ / 複勝回収率121円と素晴らしい。2024年にはシュトルーヴェが去勢明け初戦から3連勝、日経賞と目黒記念を連勝した。基本技術の高い厩舎なので、今後も注目したい。

ほかでは、初戦で目立つのは手塚厩舎。3戦目なら鹿戸、松永幹、加藤征、尾関、大竹。逆に結果が出ていない厩舎も多いので、上表が馬券の参考になればうれしい。厩舎別はサンプルが少なくなるので、HとLでおおまかに捉えるのが正解だとは思いますが。

個人的に注目しているのは上原佑で、ボーデンの快走は記憶に新しい。キムテツ厩舎からの転厩初戦、去勢初戦で12番人気1着（上表に記載）。非常に難しい馬なのでびっくりした。

2025.1.6）追記です。サクラトゥジュールが京都金杯を勝ちました。去勢マイスターの堀厩舎、去勢初戦。せっかくなので2023年以降の去勢活躍馬を挙げてみる。目立つのは重賞まで駆け上がったチャックネイト（AJCC）とシュトルーヴェ（日経賞→目黒記念）。いずれも去勢明け初戦で結果を出しての連続好走。サクラトゥジュールも次走以降注目していきたい。8歳なので少しはオッズが甘くなるのでは？

以上ですー。参考になれば幸いです。(´Θ` )

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