大外枠のオークスは楽な流れではなかったが見せ場十分、3,4着とはタイム差なし。2走前は前が落ち着かず厳しい流れになり、後方から自分で捕まえにいって大外回し。相当強い内容で、SPはなんと（104）。前走は荒れた馬場を避けた分だけ外に浮き、負けパターンだった。タイトな新潟2200m、京都2000ｍでも勝って内回り適性は高い。土着牝系、奥はスタミナの塊で、オークスのように早めに踏んで持続力勝負。あとは好位の外に浮かずに収められるかどうか。

桜花賞は最悪の競馬でノーカウント、オークスもなんとか間に合った感じで万全ではなかった。阪神JFは無事なら1倍台の人気を背負ったはずで、まともな状態なら世代最上位の評価。夏を越して順調、絶対勝てるという凄みまではないが、ルメール＋総合点で圏内有力。本来の好位差しなら内回りも問題なく、勝つ可能性は一番高いと思う。母チェッキーノはオークス2着のあと2年間使えなかったが、まずは無事に出てきてよかった。

ローズSでも穴推奨したように、チューリップ賞（10.8－11.2で逃げて2着）→桜花賞（外差しを踏ん張る）が悪くない。ここも単騎逃げ濃厚な組み合わせだが、問題は並び。大外枠から⑬をパスするのに脚を使う必要がある。状態キープ、決め打ちの佑介でどこまで粘るか。デクラ×Giant's Causeway×Rainbow Questで、母は加G2（芝1800ｍ）勝ち馬。Northern Dancerが濃く、速めの逃げも面白い。

フローラSは低レベルで、オークスも力負け。それでも正攻法で1.0差、百日草特別でアーバンシックと0.4差。有力馬が状態不安を抱える中で、順調に来ていて仕上がり絶好。夏を越しての成長が期待できそうだ。ぶっつけで本番を使うので人気も隠れるし、差し穴で注目したい。アドマイヤリードの半妹、母は米仏G3（1800-1900m）を2勝。