唯一無二で背水の陣? 奇跡のローテ トリプルティアラ|アーモンドアイとの4年間(2)
この項は完全に私の推測です。
2歳戦で順調(?)に使って来れず、1戦したら十分な充電が必要と思われた彼女に対して取られた作戦が、シンザン記念から桜花賞に直行、というものでした。これはシンザン記念を勝たない限り、クラシック戦線へは参戦出来ないというものです。2着では桜花賞出走の賞金ボーダーくらいでしょう、もう1戦必要です。2月のクイーンステークスからのローテはそれまであまり成功していません。関東圏の自己条件で2勝目、輸送トライアルを使ってまた輸送の本番、という桜花賞まで2戦する常識ローテでは、消耗して馬体がガレてしまい、本番では用無し? 桜花賞前は1戦のみで、賞金加算、輸送、レース経験を全て積ませ、あとは天栄と厩舎で仕上げる。大きな賭けです。凄いチャレンジですね。シンザン記念はわずかですが除外の可能性がありました。しかし、その週の他のどの特別レースにも登録していないのです。シンザン記念の勝利だけが桜花賞への出走切符なのです。でも抽選で除外になったらどうしたんでしょうね・・・。
そのシンザン記念ですが、私自身は前日から京都入りしていましたが、クラブに申し込んでみた口取りの抽選は外れ。あまりに冷たい雨なので、競馬場には行かずに東京に逃げ帰ってきました。何しに行ったんだか(苦笑)。東京に帰り、自宅でテレビ観戦。出遅れもなんのその、強い差し切り勝ちにしびれました。奇跡のローテ、第一関門突破です。
桜花賞は古くからの友人で一口仲間でもあるJackと阪神で観戦。パドックの馬が入場するすぐ近くで観ていたのですが、パドック入りするとき、今までにない大観衆に彼女はちょっとだけびくっとして、立ち止まりかけました。すぐに納得した様子で、時折チロッチョロッと舌を少し出すカワイイしぐさを見せて周回していきました。あの舌をちょっと出すだけの癖はなんでしょうね? もっとベロ~ンとはみで遊んでいる様子はけっこう見かけますけど、他の馬では見たことないですねー。レースは私とJackの二人ともが出資していたコーディエライトがハナを切り、1コーナーで「そのまま~!」などと叫びつつ、直線を迎えます。コーディエが逆噴射のように止まっていく大外を、口笛吹きながら(?)まとめて交わし去りました。唯一の2番人気のレースでした。ルメールジョッキーの「自分はパッセンジャー」というスピーチが心に残りました。ゴール番近くの馬と高さが近い感じのところで観ていたのですが、追い出されると、本当にグッと体が沈み込む感じがわかりました。レース後そばでは、シルクの阿部社長が誰彼かまわず(?)握手を交わし、歓声を上げ続けていました(笑)。もちろん私たちとも。阿部さん、いい人です。
オークスは知人の手配で馬主席に入れました。地下場道からパドックに入場するところを見たのですが、けっこう気合乗っていました。後の本馬場への先出しは、この頃から予見されますね。馬主席なんて貴重な経験が出来ました。感謝です。桜花賞に続いてラッキーライラックに完勝! ラッキーライラックも桜花賞についでの完敗で相当なショックを受けたのでしょう、この後大スランプに陥ってしまいましたね。ごめんなさい。有馬記念は応援します。
秋華賞。指定席を会社の同僚が取ってくれ、京都で観戦。もう無理かと思うような場所からの差し切り。観衆からは暖かい大声援でした。人気のある馬だな~と、とても嬉しく思いましたわ。当日の晩は京都のホテルでシルクのクラブのパーティーにJackと出席。クラブ全体の謝恩会のはずなのに、アーモンドアイの三冠達成祝勝会みたいでした。そりゃそうだわ。秋華賞は大幅に体重を増やしていました。ようやく食べたもの、積んだトレーニングが身になってくるようになったのでしょうか。
一つでもミスがあったら、下手すると条件馬に留まってしまうかもしれないローテ-ション。大きな賭けに勝ちました。本当にすごい作戦だし、それに応えた彼女も本当に素晴らしい。(全て私の推測ですが、当たっていると思います)「アーモンドアイがいなかったら、ラッキーライラックがレジェンドになっていたよ。」ルメさんも言ってますもんね。
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この項は完全に私の推測です。
2歳戦で順調(?)に使って来れず、1戦したら十分な充電が必要と思われた彼女に対して取られた作戦が、シンザン記念から桜花賞に直行、というものでした。これはシンザン記念を勝たない限り、クラシック戦線へは参戦出来ないというものです。2着では桜花賞出走の賞金ボーダーくらいでしょう、もう1戦必要です。2月のクイーンステークスからのローテはそれまであまり成功していません。関東圏の自己条件で2勝目、輸送トライアルを使ってまた輸送の本番、という桜花賞まで2戦する常識ローテでは、消耗して馬体がガレてしまい、本番では用無し? 桜花賞前は1戦のみで、賞金加算、輸送、レース経験を全て積ませ、あとは天栄と厩舎で仕上げる。大きな賭けです。凄いチャレンジですね。シンザン記念はわずかですが除外の可能性がありました。しかし、その週の他のどの特別レースにも登録していないのです。シンザン記念の勝利だけが桜花賞への出走切符なのです。でも抽選で除外になったらどうしたんでしょうね・・・。
そのシンザン記念ですが、私自身は前日から京都入りしていましたが、クラブに申し込んでみた口取りの抽選は外れ。あまりに冷たい雨なので、競馬場には行かずに東京に逃げ帰ってきました。何しに行ったんだか(苦笑)。東京に帰り、自宅でテレビ観戦。出遅れもなんのその、強い差し切り勝ちにしびれました。奇跡のローテ、第一関門突破です。
桜花賞は古くからの友人で一口仲間でもあるJackと阪神で観戦。パドックの馬が入場するすぐ近くで観ていたのですが、パドック入りするとき、今までにない大観衆に彼女はちょっとだけびくっとして、立ち止まりかけました。すぐに納得した様子で、時折チロッチョロッと舌を少し出すカワイイしぐさを見せて周回していきました。あの舌をちょっと出すだけの癖はなんでしょうね? もっとベロ~ンとはみで遊んでいる様子はけっこう見かけますけど、他の馬では見たことないですねー。レースは私とJackの二人ともが出資していたコーディエライトがハナを切り、1コーナーで「そのまま~!」などと叫びつつ、直線を迎えます。コーディエが逆噴射のように止まっていく大外を、口笛吹きながら(?)まとめて交わし去りました。唯一の2番人気のレースでした。ルメールジョッキーの「自分はパッセンジャー」というスピーチが心に残りました。ゴール番近くの馬と高さが近い感じのところで観ていたのですが、追い出されると、本当にグッと体が沈み込む感じがわかりました。レース後そばでは、シルクの阿部社長が誰彼かまわず(?)握手を交わし、歓声を上げ続けていました(笑)。もちろん私たちとも。阿部さん、いい人です。
オークスは知人の手配で馬主席に入れました。地下場道からパドックに入場するところを見たのですが、けっこう気合乗っていました。後の本馬場への先出しは、この頃から予見されますね。馬主席なんて貴重な経験が出来ました。感謝です。桜花賞に続いてラッキーライラックに完勝! ラッキーライラックも桜花賞についでの完敗で相当なショックを受けたのでしょう、この後大スランプに陥ってしまいましたね。ごめんなさい。有馬記念は応援します。
秋華賞。指定席を会社の同僚が取ってくれ、京都で観戦。もう無理かと思うような場所からの差し切り。観衆からは暖かい大声援でした。人気のある馬だな~と、とても嬉しく思いましたわ。当日の晩は京都のホテルでシルクのクラブのパーティーにJackと出席。クラブ全体の謝恩会のはずなのに、アーモンドアイの三冠達成祝勝会みたいでした。そりゃそうだわ。秋華賞は大幅に体重を増やしていました。ようやく食べたもの、積んだトレーニングが身になってくるようになったのでしょうか。
一つでもミスがあったら、下手すると条件馬に留まってしまうかもしれないローテ-ション。大きな賭けに勝ちました。本当にすごい作戦だし、それに応えた彼女も本当に素晴らしい。(全て私の推測ですが、当たっていると思います)「アーモンドアイがいなかったら、ラッキーライラックがレジェンドになっていたよ。」ルメさんも言ってますもんね。
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この項は完全に私の推測です。
2歳戦で順調(?)に使って来れず、1戦したら十分な充電が必要と思われた彼女に対して取られた作戦が、シンザン記念から桜花賞に直行、というものでした。これはシンザン記念を勝たない限り、クラシック戦線へは参戦出来ないというものです。2着では桜花賞出走の賞金ボーダーくらいでしょう、もう1戦必要です。2月のクイーンステークスからのローテはそれまであまり成功していません。関東圏の自己条件で2勝目、輸送トライアルを使ってまた輸送の本番、という桜花賞まで2戦する常識ローテでは、消耗して馬体がガレてしまい、本番では用無し? 桜花賞前は1戦のみで、賞金加算、輸送、レース経験を全て積ませ、あとは天栄と厩舎で仕上げる。大きな賭けです。凄いチャレンジですね。シンザン記念はわずかですが除外の可能性がありました。しかし、その週の他のどの特別レースにも登録していないのです。シンザン記念の勝利だけが桜花賞への出走切符なのです。でも抽選で除外になったらどうしたんでしょうね・・・。
そのシンザン記念ですが、私自身は前日から京都入りしていましたが、クラブに申し込んでみた口取りの抽選は外れ。あまりに冷たい雨なので、競馬場には行かずに東京に逃げ帰ってきました。何しに行ったんだか(苦笑)。東京に帰り、自宅でテレビ観戦。出遅れもなんのその、強い差し切り勝ちにしびれました。奇跡のローテ、第一関門突破です。
桜花賞は古くからの友人で一口仲間でもあるJackと阪神で観戦。パドックの馬が入場するすぐ近くで観ていたのですが、パドック入りするとき、今までにない大観衆に彼女はちょっとだけびくっとして、立ち止まりかけました。すぐに納得した様子で、時折チロッチョロッと舌を少し出すカワイイしぐさを見せて周回していきました。あの舌をちょっと出すだけの癖はなんでしょうね? もっとベロ~ンとはみで遊んでいる様子はけっこう見かけますけど、他の馬では見たことないですねー。レースは私とJackの二人ともが出資していたコーディエライトがハナを切り、1コーナーで「そのまま~!」などと叫びつつ、直線を迎えます。コーディエが逆噴射のように止まっていく大外を、口笛吹きながら(?)まとめて交わし去りました。唯一の2番人気のレースでした。ルメールジョッキーの「自分はパッセンジャー」というスピーチが心に残りました。ゴール番近くの馬と高さが近い感じのところで観ていたのですが、追い出されると、本当にグッと体が沈み込む感じがわかりました。レース後そばでは、シルクの阿部社長が誰彼かまわず(?)握手を交わし、歓声を上げ続けていました(笑)。もちろん私たちとも。阿部さん、いい人です。
オークスは知人の手配で馬主席に入れました。地下場道からパドックに入場するところを見たのですが、けっこう気合乗っていました。後の本馬場への先出しは、この頃から予見されますね。馬主席なんて貴重な経験が出来ました。感謝です。桜花賞に続いてラッキーライラックに完勝! ラッキーライラックも桜花賞についでの完敗で相当なショックを受けたのでしょう、この後大スランプに陥ってしまいましたね。ごめんなさい。有馬記念は応援します。
秋華賞。指定席を会社の同僚が取ってくれ、京都で観戦。もう無理かと思うような場所からの差し切り。観衆からは暖かい大声援でした。人気のある馬だな~と、とても嬉しく思いましたわ。当日の晩は京都のホテルでシルクのクラブのパーティーにJackと出席。クラブ全体の謝恩会のはずなのに、アーモンドアイの三冠達成祝勝会みたいでした。そりゃそうだわ。秋華賞は大幅に体重を増やしていました。ようやく食べたもの、積んだトレーニングが身になってくるようになったのでしょうか。
一つでもミスがあったら、下手すると条件馬に留まってしまうかもしれないローテ-ション。大きな賭けに勝ちました。本当にすごい作戦だし、それに応えた彼女も本当に素晴らしい。(全て私の推測ですが、当たっていると思います)「アーモンドアイがいなかったら、ラッキーライラックがレジェンドになっていたよ。」ルメさんも言ってますもんね。
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